木質バイオマスボイラー

ボイラー利用者の声

 
ペレットボイラー導入
レクリエーション・温泉・観光一体型施設「大阪府森林組合~樫田浴湯」
(大阪府大阪府高槻市大字田能小字的谷)
バイオマスボイラーを導入したきっかけは何ですか。
 当森林組合では、開発などにより伐採された木材の有効利用を促進するため、大型木材破砕機を導入し、木材の資源化に努めています。
 破砕した木材は、木質チップとして発電用燃料や法面のマルチング材、堆肥、路盤材として活用しています。
 一方、当森林組合直営の高槻森林観光センターという森林レクリエーション施設があります。都市部からアクセスの良い場所に位置し、森林とも都市とも近い場所にあるという好立地条件にあり、広く市民に利用されています。
 これらの施設を活かし、中山間地域に存在する木質バイオマスを用いて地域活性化を行いたいという想いがバイオマスボイラー導入へのきっかけとなりました。
 平成12年にまず高槻森林観光センターにバイオマスボイラーを導入し、その後、平成13年度には「森林資源加工センター」を開設。地域の間伐材や廃棄物として受け入れた木材をペレットや堆肥に加工する施設を運営するなど、木質バイオマスエネルギーの分野にも注力しています。
 
樫田温泉
当森林組合のPRオープンスペース
導入に際し、どんなサポートを受けましたか。
◆ペレットボイラー導入時
 平成12、13年度 資源循環利用推進型林業構造改善事業
            間伐材等バイオマス活用施設整備事業
            木質エネルギー等利用促進施設

◆ペレット製造工場導入時
 平成13、14年度 資源循環利用推進型林業構造改善事業
            間伐材等バイオマス活用施設整備事業
            間伐材等バイオマス再利用促進施設
導入に際し、工夫した点や苦労した点はありますか。
◆ペレットボイラー
 2001年7月、株式会社タカハシキカンのペレットボイラーを導入しました。タカハシキカン社さんとしては日本初の導入でしたので、同社と連携して試行錯誤を重ね、ボイラー稼動に至りました。

◆ペレット工場
 導入時、国内にはペレット工場がほとんどありませんでした。そのため、自社におけるペレット製造は、試行錯誤の連続でした。最も難しかった工程は、乾燥工程です。
 なお、製造しているペレットは広葉樹ペレットがメインです。その他スギヒノキペレットも製造しています。
ペレットボイラー
ペレットボイラー
バイオマスボイラーを導入して、どんな効果がありましたか。
 ペレットの原材料は支障木です。支障木を有効活用するため、製造から利用まで、施設全体で体系立ててペレットを利用しています。
 そして都市部からアクセスの近い都市近郊地域ということで、敷地内に観光施設エリアを整備、事業の全体構成の中に森林資源の利活用のほかに里山と市民の交流も盛り込み、広報活動を実施しています。
 最近では個人のペレットストーブの利用者が若干ですが出てきました。
 また、高槻市内のピザ屋さんでは、石窯でペレットを利用しています。
 燃料としてのペレットやペレットボイラーが少しずつですが地域に浸透し始めています。
温浴施設
樫田浴湯
バイオマスボイラーの使い勝手はどうですか?
 ペレットはハンドリングがよく、熱量が高く、燃料としてとても有用です。バイオマスボイラーについても同じことが言えます。
 現在のものはもっと効率がよい製品となっており、さらに良いはずです。
 私たちの時代は試行錯誤の連続でしたが、現在では導入事例も増えていると思います。
これから導入を考えている方々に一言。
 まず第一に、業務用ペレットボイラーやペレットストーブなどの販売先を確保することが必要です。
 ただし西日本(関西)地域は、年間を通して比較的暖かく、ペレットストーブを利用する時期が1年のうち3~4カ月と限られるため、東日本ほど需要がありません。
 そこで年間を通じて利用できる業務用のペレットボイラーの導入が必要です。
 また、農業分野での利用などの啓発活動・普及促進も必要です。
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