木質バイオマスボイラー

ボイラー利用者の声

 
薪ボイラー導入、ペレットボイラー導入
野外体験学習施設「盛岡市立 区界高原少年自然の家」
(岩手県宮古市区界2-111)
バイオマスボイラーを導入したきっかけは何ですか。
 給湯ボイラー・暖房ボイラー共に故障がちで、修理を繰り返す状況であり、更新を考えていました。
 暖房用ボイラーの更新予算を要求するための情報収集をしている際に、小学生が林間学校等で訪れることのある当施設には、自然環境学習に活かすことができ、教育・学習活動が充実することや、周囲に山林があるため、燃料代の低コスト化が実現できることから、木質バイオマス機器がふさわしいのではないかと考えました。
 ここからが全てのスタートで、平成21年の給湯用薪ボイラー、平成22年の暖房用ペレットボイラーの導入に至りました。
ペレットサイロとボイラー
ペレットボイラー室とペレットサイロ
導入に際し、どんなサポートを受けましたか。
 岩手県では木質バイオマス導入が進んでいるため、情報収集の際に、県の工業技術センターの主任研究員から、木質バイオマスに関する説明と資料をいただきました。
 また、県と技術提携をしているコンサルタントに出向いて、木質バイオマス導入に係る提案をお願いすることに決めました。
外観
施設外観(管理棟玄関)
導入に際し、工夫した点や苦労した点はありますか。
 薪ボイラーの設備導入に至るまでは円滑に進みましたが、予算執行においてつまづきがあり、シーズン前の完成予定が、冬の2月完成になりました。
 薪の調達は、購入を主とし、施設周囲の林から自前で伐り出すのを従としてスタートしました。
 この際に、原木調達・薪割り・薪の運搬・ボイラー運転の手間など、新たな負担が生じるため、ボイラーの管理担当者に理解と協力を求めました。
 ペレットボイラーは、平成23年から本格稼動します。

少年自然の家の敷地内

バイオマスボイラーを導入して、どんな効果がありましたか。
 ボイラー導入により、ランニングコスト(燃料代)を抑えることができるようになりました。
また、薪作りなどの体験学習などが行えるようになったため、子供たちに新たな環境学習プログラムを提供することができ、幅広い活動ができる施設となりました。
 平成22年度は、以下のようなプログラムをイベント的に行いました。スタッフとして、県内のバイオマス関連団体や森林NPO、森林インストラクターの方にお手伝いをいただいています。
 平成23年度からは、こうしたプログラムを林間学校でも提供できるよう準備中です。
 また、地元からの薪の購入等を通じて地域資源を利用し、地域の林業振興に貢献しています。

環境学習プログラムの例 )
     
   CO2に関するパネルを使ったクイズ

 → 広葉樹の伐採

 → 枝払い

 → 薪割り

 → 運搬

 → 燃焼(ボイラー)見学

 → CO2排出削減についてのまとめ




クイズ 伐採
CO2のパネルクイズ               伐採を見学
ボイラー見学

薪ボイラーを見学
       
バイオマスボイラーの使い勝手はどうですか?
 薪ボイラーの燃焼効率がよく、灰はさほど多く出ません。そのため、日々のメンテナンスも面倒ではありません。
 また、定期保守点検によって、機器稼働は正常に保たれています。
 灯油ボイラーと比較すると、薪の追加投入などには手がかかりますが、楽しんでやっている部分もあり、苦労を感じるほどではありません。
 ペレットボイラーは、これから本格的に使用を始めます。
  薪を投入  灰のバケツ
            薪を投入                    灰は1日あたりバケツに半分程度  
これから導入を考えている方々に一言。
 設置場所が広ければ、見学スペース等を十分に取れるので、既存施設への導入以外であれば、最初から薪の一時保管スペースも含めて、設計に余裕を持たせるといいと思います。
現在、薪の乾燥場所が少し離れた場所にあり、軽トラで運搬していますが、薪の乾燥・保管場所は、ボイラー室に近い方が移動の手間がかかりません。
薪原材料の置場や薪割り場所・保管場所は、近接し、連絡されているとベストですね。
薪の乾燥 薪小屋 薪のストックボックス 
     薪の一次乾燥場所は体育館下          薪の二次乾燥・保管小屋        機械室内の薪のストックスペース(2~3日分) 
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