バイオマスに変えるバイオマスで変える -子どもに語るバイオマス

その2

「このままでいい?」

このままでは、だめなことはわかってる。 薄々でもみんなわかってる。 頭の中ではわかってる。 でも、ほんとうにはわかっていない。

「地球と人間が生き続けるには?」

科学者たちは考えた。 私たちの社会が続いていける条件を。 それは4つの原則だ。 (ナチュラル・ステップ「持続可能な社会が満たすべき4つのシステム条件」より修正)

  • 1 地下から掘り出した物質を自然界で増やし続けてはならない。
    地下から掘り出したものは、戻さない限り増えつづける。でも戻そうと思ったってもどせるものじゃない。 帰るところのない地下資源。そのままにしておけば、ごみになり、捨てる場所がなくなり、燃やせば炭酸ガスに変わり、 地球が熱くなる。地下から掘り出す資源は、必要最小限にしなければだめだ。
  • 2 人工的につくり出した化学物質を自然界で増やし続けてはならない。
    人間が人工的につくり出した化学物質は、自然にはなじまない。 それは、生き物にとって脅威であり、生態系に大きなダメージを与え、人間にとっても有害であることが多い。※
  • 3 自然界の循環を支える基盤を破壊してはならない。
    自然界は、水の循環、生き物の循環、大気の循環…と大きな流れから小さな流れまで、 循環の中で微妙なバランスをとって生きている。人間社会は、この大きな循環に包まれて、それを土台にして成り立っている。 この土台を破壊することは、自分の足もとをくずしているのと同じこと。
  • 4 世界の人々の必要を満たすために、資源は公平かつ効率的に使用されなければならない。
    世界の人々の必要を満たすために、資源は公平かつ効率的に使用されなければならない。

今の世界は、資源を使い放題に使っている人たちがいる一方、全く不足して困っている人たちがいる。 資源は、可能な限り公平に、そして無駄なく、効率よく使う必要がある。 (森のエネルギー研究所が応援する「ナチュラル・ステップ・ジャパン」 http://www.tnsj.org/tnsj/tnsjdata/f01.htm をぜひ訪れてみてください。「目からウロコ」です。)

「豊かな森林」

持続可能な社会の4つの原則が守れた時を考える。 どんな地球、どんな日本、どんな日本になっているだろう。 想像してみて欲しい。 イメージしてみて欲しい。 いったい、どんな社会になっているだろう? いったい、どんな暮らしをしているだろう? 自分たちの周りを見渡して欲しい。 普段は、見えないかも知れない。 普段は、気づかないかもしれない。 たくさんの豊かな森に抱かれているはずだ。 森からは清らかな水が生まれ、田畑を潤し、海にも恵みをもたらす。 森は、自然の循環の要になっている。

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