バイオマスに変えるバイオマスで変える -子どもに語るバイオマス

その4

「バイオマスってどのくらいあるの?」

森林バイオマスは、お日さまの光を受けて成長する。 成長した分は、使ってもよい。それ以上は使ってはならない。 日本の森林の年間成長量は、約8,000万m3(立方メートル)。エネルギーにすると7.6×108GJ。 今のお家の燃料消費量からすると、2,500万世帯のお家で使う量に匹敵する。 これは、日本のお家の6割だ。 足りないじゃないって? 日本の森林は、手入れをしてあげると、ほんとうはもっと成長する。 人間の体や頭と同じ。 それに自然エネルギーは、これだけじゃない。 水の力がある(水力発電)、風の力がある(風力発電)、お日さまの光や熱を直接使うこともできる (太陽光発電、太陽熱温水器、ソーラークッカー)。 それから、今のお家はエネルギーの使い過ぎだ。 無駄な電気はついてないかな?

「バイオマスはどうやって使うの?」

バイオマスのエネルギーとしての使い方は、大きく分けると燃料と電気。 それはどうやって作るか?

1 燃料の作り方−ペレット燃料の例−
2 電気の作り方 −ボイラー・蒸気タービンの例−

「バイオマスいっぱいの暮らし」

お家は地元産の木材をふんだんに使ったモダンなデザイン お家の中に入れば、明るい窓と木に包まれた雰囲気 まるで森の中にいるような居心地のいいスペース ただ、お客さんがなかなか帰ろうとしないのが困る

家具も食器もテーブルも木でできている 触って癒される木のぬくもり 机もイスも木でできている 落ち着いて集中できる

ベッドもおもちゃも木でできている 赤ちゃんが舐めても安全・安心

居間ではゆらゆらと優雅な炎のゆれるペレットストーブで暖をとる まるで陽だまりの中にいるようだ 家族団らんのひとときをゆっくり楽しむ 木灰は、自家菜園の大切な肥料になる

お風呂はもちろんペレットボイラーで焚く なぜか不思議と暖まる

床下には、炭が敷き詰めてある 調湿だけじゃない お部屋の空気が変わってくる

休日はテラスでバーベキューパーティー もちろん炭火焼。味もまた格別。こたえられない。

車は、バイオデーゼル。剪定枝からつくられた液体燃料と天ぷら廃油の混合油だ。 燃費も最高。1リットルで30kmはかるく走る。

電気は木質発電をはじめとする自然エネルギーで賄われる ただし、無駄な電気は使わない。早寝早起き。

豊かな暮らし。バイオマスいっぱいの暮らし

「未来は現在の延長ではない」

今、大人たちの社会は混乱している。 これまで、一所懸命になりさえすれば、それでよかった。 しかし、経済の流れはよどみ、仕事がなくなってきた。 仕事を生み出していく知恵がなかった。

そして大人たちは、 何がほんとうのものか、何が大切なものか、何を目指していけばよいのか、 分からなくなっている。

政府は、仕事をつくろうと大金を注ぎ込んだ。 しかし、未来への展望のないお金の使い方は、その場限りのものにしかならない。 返せるあてのない大きな借金を抱えることになって、世界から信用されなくなってきた。 これまでは未来のことを、考えずにすませてきた。 考えなくてもよかった。

そのまま続けていても何とかなると思っていた。 いや、何も考えずに、その時がよければそれでよかった。 けれど未来は、現在の延長線上にはないことがはっきりしてきた。

未来を考える時がきている。

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