早く梅雨が明けたかと思えば、一部で大雨が続いたりと、今年もなかなか厳しい夏になりそうです。
さて、当社が新事務所を木造ZEBで建てる計画が持ち上がったとき、「やっぱり木質バイオマス専門のコンサルティング会社なんだから、薪ストーブ(もしくは薪ボイラー)は絶対入れようよ」となりました。
ところが、設計を進めていくうちに、脱炭素にも貢献するはずの薪ストーブの熱は、創エネの計算に入れられないことが判明。しょうがないから太陽光発電や断熱でどうにかしていくか、となり、何とかZEBの認定をいただきました。
当社のZEB設計・監修を引き受けていただいた東北芸術工科大学の三浦秀一教授もこの件には問題意識をお持ちで、竣工後の今も社内研修で講義をしていただいたり、当社のメンバーと意見交換を続けています。
「薪ストーブもZEBの計算に入れられれば、寒い地域でももっとZEBが普及するんだろうに」と歯がゆい思いをしている、暑い夏の今日この頃です。