上伊那森林組合の木質ペレット工場建設をはじめとして、自然エネルギーの導入・普及・啓蒙活動が盛んな長野県上伊那地方において、 中川村に適合した新エネルギーの活用方法の調査を実施した。
七ヶ宿町のバイオマス資源(主に木質バイオマスと家畜糞尿)の有効なエネルギー利用に関する詳細調査を実施した。
中部地域のダム流木について、移動式の小型木材ガス化発電機を用いて発電し、系統連系により売電を行うシステムに関する事業化可能性調査を行った。従来のように処理施設に収集して処理するのではなく、移動式としたところが画期的といえる。 ⇒まずは、超小規模プラントを建設、実証することとなった。
木材加工工場から発生する木くずを利用し、小型成型機でペレット化し、ガンタイプペレットバーナー搭載型貫流ボイラーの導入により蒸気を製造し、 場内の木材乾燥機並びに集成材加工機のプロセス需要に対応させるシステムの構築を目指すもの。 個別要素技術と全体システムの評価・検討を図り、システムの導入可能性を調査した。
粉炭バイオマス燃料利用機器の普及のため、機器性能の条件設計や導入手法などのマーケティング調査を実施。 ⇒粉炭ガスタービン及び流動層式粉炭ストーブの開発に着手することとなった。
既に稼動を開始した木質ペレット燃料の製造工場において、電力自給・乾燥熱の自給を行うことにより、運転費用の削減とより効率的な炭酸ガス排出量の低減化を目指して、 小規模な木質バイオマスコージェネレーションシステムの導入システムの導入可能性を調査した。
木質ペレットの標準規格化の基礎資料とするため、国内で製造されているペレットの概要を把握すると同時に、 海外の既存のペレット規格及びその試験方法についての調査を実施し、上伊那森林組合が製造・販売しつつある製品について、 その物理・化学性状を把握した。 ⇒長野県のペレット標準規格としての基礎資料として公開されるとともに、全国的な規格化の基礎資料とすることを目指す。
福島県の木質バイオマス資源の利用推進のため、木質バイオマス燃料の生産方法、利用方法、利用推進方策の策定に関する調査を実施。 ⇒バイオマスの導入促進のため、本調査の成果を県内全域に配布決定。